少し前に、満員電車に揺られながら、
「WEB人間論」を読みました。
読後、色々と考える事はあったのですが、その中でも自分の中で変化した事について。
それは、今迄ネット上では匿名で書いていたことを、実名に変えた事。
(※これは「WEB人間論」が実名公表を推奨しているというわけではなく、実験的にやってみたまで。自分の意識がどう変わるのかなあ、とふと思って。)
結果、ちょっとだけネット上で公表する文章を書く時の感覚が(あくまでも自分の中でだけですが)変わったと思いました。
それを具体的に伝えることができるならば、昔読んだ小説「たんぽぽのお酒」の、あの詩的なワンシーン。
この本はレイ・ブラッドベリの名作で、私自身中学生の頃読んだ小説なのでちょっとうろ覚えなのですが、私にはこの小説の中で最も印象的だったシーンがあります。
それは、主人公の少年が、今この瞬間に自分が生きているという事を、世界中の人に伝えたいと思うシーン。
私のイメージでは確か、主人公の少年が美しく輝く森の中を駆け抜けながら、
「今、僕が生きていると、世界中の人に伝えたい!」
と叫ぶ。(心の中で、だったかな?うろ覚えですみません。)
その感覚に近いものを、WEB人間論を読んで、実際に実名でネット上に書き込む事で感じました。
死と生は常に隣り合わせです。
それは今我が家にある小さなアクアリウムを毎日見ながら、私自身実感している事でもあります。
そしてまた、生と死に限らず、この世で対極にあると思われるものは、常に表裏一体です。
人が死を考える時、それは生を痛い程意識しているから。
人が愛し愛される喜びを感じるのは、拒絶し拒絶される悲しみを知っているから。
対極にある物を把握してこそ、人はその本質を理解し得るのかもしれません。
そんな意味で、
私は死んではいないのでしょう。
mizuta makikoは今、ちゃんとここに生きています。
それがちゃんと言える場所(WEB)があるということは、救われているという事なのかもしれません。
このエントリ、特にまとめはないです。^^;
(なにしろ、シャンパン一本を一人で空けて酔っぱらいながら書いたので。w)