2010年5月4日火曜日

GW2010

時間を気にせず、ゆっくりと歩きながら景色を見て回る。

青空の下で手作りのお弁当を食べる。

ウグイスの鳴き声を聴く。

堅い皮に覆われた夏の柑橘類の甘酸っぱさを、美味しいと感じる。

あたたかいお茶をいただく。

朝起きて、空を仰ぎ、夜疲れて眠る。

ラジオから流れてくる静かな音楽に耳を傾ける。

強い太陽の日射しで汗ばみ、日焼けして肌が熱っぽくなる。

そういうことがこんなに心地良いということを私はすっかり忘れていて、まるで世 界を初めて見た子供のように、見るもの聴くもの全てに感動してしまいました。

細い細い路地を横切る時、ほんのもう一歩先にいても、もう一歩後ろにいても、絶対に見渡せない景色が見える瞬間があります。

それはほんの短い瞬間だけれど、その時、その場所に限っては、色んなものが一気に見えるようになる奇跡のようなひととき。

この4日間は私にとって、そんな奇跡の瞬間だったのかもしれません。

2010年4月19日月曜日

森村泰昌展・なにものかへのレクイエム −戦場の頂上の芸術−

先日、初めて東京都写真美術館に行ってきました。

で、森村泰昌展をみてきました。

たくさんの作品が展示されていましたが、その中でも3日たった今も忘れられないくらい印象に残っている彼の表情があります。

それは、最後の展示作品の中の彼の表情。

それはマリリン・モンローに扮した彼が浜辺で倒れている兵士を見つめる時の表情なのですが、なんというか、、、

憐れみ

絶望

愛情

悲しみ

せつなさ

などなど

とにかく様々な感情がいり混じった複雑な表情で、

とてつもなく美しいんです。

あの瞬間、彼は彼女だったのでしょうか。

今迄見たどんな女優さんの表情よりも奇麗だとさえ感じました。

そして私はその表情を見てようやく、彼の作品がセルフポートレートである由縁を少し理解できたような気がします。

彼の感性は本当に素晴らしく、そして更にそれを作品として表現できる術を持っている。

芸術ってこういう事なんだなあ、と、あらためて思いました。^^